見まごう邪馬台国

◇日本語「今(いま)」と韓国語「額=イマ(ima)」

  (2)額(ひたひ=cha)から粟(あは=choh)

 「紀」顱上に粟生れりとします。漢和辞典「顱」=コウベ、アタマ、丸い頭、頭骸骨=髑髏(どくろ)、「解字」盧=丸い壺+頁(かしら)を併せた会意文字で、爐(炉)等と同系の漢字とあります。詰まり、髑髏の形状から丸い壺を伏せた状態で、顱頂骨は頭頂部の平らな部分とありますから、「」は頭髪の生え際、顱の上は頭頂部の旋毛(つむじ)付近になります。一方、広辞苑「額(ひたひ)」=冠や烏帽子の縁が当たる部分。髻(もとどり)の前に付ける女子の飾り(蔽髻) とありますので、「顱」自体を表すのではなく、顱を覆うもの、額縁も周縁を付けた絵画等の入物とすれば、おそらく、額(ひたひ)とは、付属するもの、被り もの、帯びて覆うもの→何かで被覆する事で、そうした状態を示唆する浸・漬(ひたす)や、養(ひだす)等も同源になります。これを漢字で表記すると「被 帯」とできます。 また、額(でこ)と呼ぶからか、同項には物の差し出た所とあり、本体に付属した出っ張りが日差しを受け止めて影を作る庇(ひたし→ひさし)にも派生しま す。また、この額(出拠)を最先端とすれば、韓国語の額=イマ(ima)ともあり、日本語の今(いま)も時間的な最先端になります。では、「粟(あは)」との対応は何でしょうか。
 漢和大辞典「粟」=穀類の総称、稲・麦・黍等の穀類に外穀の着いたままのものとあり、よく似た字形「栗」の解字は、上部の「襾(ア)」は樹上の毬栗(いがぐり)とありますので、「襾」=籾穀(もみがら)や上皮等の外殻、「米」=搗いた穀類の実(玄米)として良いでしょう。また、「記」二つの耳に於て粟生るとし、耳が庇(ひさし)の如く側頭部から出っ張る特徴的な形状と関係するのか、「食パンの耳」等の付属物であると共に「耳を揃える」等とされる外端とすれば、耳=芒(のぎ)、粟=胚芽を持つ籾で、籾殻を除いた玄米を精げて残った外皮の粉を糠(ぬか)と呼び、それに順い「額(ぬか)」と訓じます。では、「粟」と顱上(頭頂)の対応は何でしょうか。同訓の漢字に下記があります。

   泡=空気を含んで丸く膨れた泡(あぶく) *泡沫(うたかた)
   沫=水など細かい粒や泡 *飛沫(しぶき)
   淡=刺激がない様(あふし→あはし)・味や色が薄い状態 *淡海(あふみ)

 上記の共通項を「形だけで、中身のない外殻」とすれば、「粟」の籾殻が付いた穀類の総称から、中身(上皮や実)を保護する籾穀→脳を保護する中空の丸い壺(頭蓋骨)の上=蔽髻、詰まり、庇や耳と芒(のぎ)の如き付属物で、糠(ぬか)や額(ひたひ→ぬか)も実(頭)を外し、抜かしたものです。
 本来、巫覡系の額田姫王は額田大君でしょうが、大海人皇子(天武)との間に十市皇女(大友皇子室)を儲けたためヌカタ・メオウ→ヌカタ・ベオウと呼ばれたのでしょう。「紀」天智天皇の後宮に召されたとされるが、その後、子は生してないので、巫女として仕えたのかも知れません。天武天皇は、皇極天皇の子とされますが、天智天皇の娘太田皇女(嬪)に婿入り、讃良皇女を皇后として即位、その後、皇后も持統天皇として即位します。
 南北朝の併合後、北朝が天皇、南朝が皇后を出したのか、姉(生母伊邪那→兄)、妹(乳母伊邪那→弟)を併せ、耳(ミミ)を成し、転生した男系を父として皇孫を産み育てると云う思想的な機構が成立します。皇孫を「スメミマ(祖女御体・祖女御孫)」、天照皇祖神裔の天皇(すめらみこと=祖女羅命)と訓ずる理由で、この御母や御孫(みま)は日本府があったとされる任那(みまな)の「ミマ」と同源でしょう。

髻(もとどり)=髪を頂に集めて束ねたところ。「本取」の意、髪を頭の頂に束ねた所。また、その髪。*たぶさ
今(いま)=広辞苑「ま」ともあり、過去と未来の間となる。詰まり、これも間(ま)・真(ま)と同様、二つを併せ持ったものと云う語義になる。韓国語では、今(チ・グム=時今?)、今頃(イマム・テ)、英語では、[head line][latest]=最新→現在→今。
襾[・ag][ă][ia]=上から蓋を被せた様を表す象形文字で、覆う、被せる等の語義。詰まり、「アハ」=外端→外殻→外側。*「西」とは別字
耳=訓「みみ」は、その漢字音[niəg][niei(rıei)][ri]=ニェィ ニェィ→ネィネィ→ニニ→ミミと転音する。任那(ニムナ→ミマナ)も同系の転音と考える。その字音「ジ」は、[ri]=ゥリ→ヂィ→ジと転音したか。二 つの目(ムム→メメ)で見て、二つの耳(ニニ→ミミ)で聞き、鼻(ビ→ファナ)で香りを利く(嗅ぐ)。和語や和訓等と簡単に云うが、日本語や朝鮮・韓国語 にも漢字音に拠る造語が多く見られる。*鼻の本字、「自」[dzied][dzii][tsï](ジィッ)
糠(ぬか)=水を含むとヌカルミ(糠る水→泥濘)、ドロドロになり、足等がスッポリと 填り抜けないので歩きづらい。そうした動作が当事者の気持ちや意識から少しずれて遅れるため、先を越されて「しまったぬかった」と間の悪い事、間の抜けた となり、その時間差が、刀身を納めた鞘から引き抜いたり、トンネル内を走り抜ける事にも使われる。
ヌカタ・メオウ→ヌカタ・ベオウ=生母(みま)→養母(乳母)→巫女と変化する神功皇后と仲哀天皇との子、応神天皇は皇后の化身、比賣大え た。その御子額田大中日子命(生母高木入日賣命)系統か、額田部(ぬかたべ)皇女は、敏達皇后(生母)から甥で摂政の聖徳太子の乳母を経て推古天皇(巫 女)として即位。また、舒明皇后(中大兄皇子の生母)→皇極天皇(大海人皇子養母)→斉明(巫女+摂政中大兄皇子)も同系の変移になる。
天武天皇=神武天皇・文武天皇・聖武天皇・桓武天皇等に使われる「武」字には武器の語義ではなく、血縁の「嫡嗣」とは違い、継(まま)=養子や婿入と云う意味がある。上記、神武天皇は東遷後、その地の神の子とされる五十鈴姫に婿入りする。天武天皇も皇極斉明のつ讃良比賣(持統)に婿入、桓武天皇も光仁天皇の娘酒人内親王を嬪にしたとあり、天智の女系統に婿入したと考える。
任那=「イ+壬」→「女+壬」とすれば、孕む女人(御母)の血統を有し、御孫(みま) を為す国を示唆します。「五行説」北の壬(みずのえ)は、来世の魂(陽気の水)が還る北極星(天宮)で、魂(胤)を陰極(子宮口)に受け容れ、胎中で育み (妊)、東南「四緑木星(辰)」の陰(ほと)で産む(娠)。 






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コメント

Re: 末蘆国 久里村

kunori 様

コメントありがとうございます。

なかなか難しい問題でありますので、

もう少しお時間をください。


未万劫哉
  1. 2016/03/22(火) 08:19:25 |
  2. URL |
  3. 未万劫哉 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 末蘆国 久里村

kunori 様

お待たせしております。
略、出来上がりましたが、返信はどのような形でアップ致しましょうか?
非公開でのコメントでしたのでオープンでアップするのもどうかと思い
また発音記号が入っているためにコメント欄では文字化けすると思われます。
ですので非公開でメールアドレスをコメントしていただければ
そちらに送りたいと思いますがいかがでしょうか?
お返事おまちしております。

未万劫哉
  1. 2016/03/26(土) 12:37:16 |
  2. URL |
  3. 未万劫哉 #-
  4. [ 編集 ]

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